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英会話マスターの方法
今の日本には、それこそ星の数ほどの英会話関連の学校や教則本があります。中にはすばらしい教室や書籍もたくさんあると思います。そして私は職業柄たくさんの英語がしっかりと使える人たちに会ってきました。彼らは十人十色な方法で英語を身につけた人たちですが、ひとつだけ共通していることがあります。そしてそれこそが英語マスターへの道においてもっとも大事な事なのです。
それは何でしょうか?よい練習方法でしょうか?それは違います。確かに効率のよい英語習得方法はあると思います。しかしその違いは早いか遅いか、です。意味がまったくない練習方法はないと思います。
例を挙げましょう。先ほどたくさんの英語をしっかりと使える人に出会ってきたといいましたが、その中に、「何もせずにある日目覚めたら英語ができるようになっていた」とか、「10日ほど英語を聞いていたら自然とできるようになった」といった類の人にはあったことがありません。ひょっとしたらそんな人も世の中にはいるのかも知れません。でもそれはほんの一握りの人ではないでしょうか。私たちは日本人であり、すでに頭の中に日本語の回路が出来上がっています。そして同時に英語は外国語です。違う回路で使われている外国語を自然と身につけることはほぼ不可能です。仮にできる人がいたとしても、その人はそんなことに気がつくころには少なくとも10ヶ国語は話せるはずです。つまり、私たちにとって英語は不自然な言葉なのです。それを何の苦労もなしにマスターできるはずがないということです。
しかし、世の中には英語を自然に不自由なく使うことができる人がたくさんいます。では、彼らはどうして不自然な外国語を身につけることができたのでしょうか?彼らに共通して言えることは方法ではありません。もちろん留学をしたことがあるとかでもありません。留学経験がまったくなくてもとてもすばらしい英語を話すことができる人にもあったことがあります。その共通点とは、「努力」です。努力、つまり「練習」です。彼らは英語ができないといっている人たちとは桁違いの練習量をこなしています。
「努力かぁ」と落胆してしまう人もいるでしょうがそうではありません。これはむしろ喜ぶべきことだと思います。これはつまり、「練習(努力)さえすれば誰でも英語はできるようになる」ということです。才能がどうとかいうことではないのです。
私たちの母国語、日本語を考えて見ましょう。私たちはネイティブです。では私たちはどのように日本語をマスターしてきたのでしょうか。幼いころから周りの人の真似をしてみたりしながら(これが練習ですよね)、身に付けてきましたよね。英語だって練習をすればしっかりと身に付けることができるのです。
「そんなの当たり前でしょ」という声が聞こえてきそうですが、そうでもないのです。私はたくさんの英語ができなくて困っている人にもあってきましたが、そういった人たちの共通点は、「CDを聞いたりして練習もしているのだけれども一向に話せるようにならない。」ということです。ちなみにいっておきたいのは、特に何も考えずにCDを聞くのは練習ではありません。ただBGMが流れているだけです。それに話せるようになりたいのに話す練習をしないのは矛盾していますよね。このようなことをいっている人がしっかりと英語を身に付けているところを私は見たことがありません。つまり、「英語ができない」といっている人たちは「英語の練習をしていない」のです。
しかし、私たちが完璧な日本語を話すことができないように、英語の道も尽きるところがありません。ではただただ練習をするしかないのか、、、。となりそうですが、違います。この「練習(努力)」の量を減らす、つまり効率よく英語を習得するためにあるのが、練習方法です。巷にはたくさんの教材がありますが、これらは最小限の努力で最大限の成果を得るためにあるのです。よく、「たったこれだけでできるようになる」というような広告を見かけます。しかしありがちな消費者は「これなら努力なしでできるようになるかも」と考えてしまいます。そうすると、必ず失敗します。まず根本的な考えから間違っているからです。しかし私はいつも不思議に思います。もし仮に彼らがサッカーがうまくなりたいと思ったら、ボールを買って実際に体を動かしながら練習をするはずです。ではなぜ英語に限って練習しないのでしょうか?いつも疑問に思います。
長くなってしまいましたが、上達には練習が不可欠であることです。スポーツと同じですね。そしてより効率よく上達するために、よい先生について指導してもらったりだとかすばらしい練習方法を編み出したりするわけです。これが英語で言う、英会話学校であったり、英語教材であったりするわけですね。
皆さんも、根本を間違えずにしっかりと練習をつみましょう。そしてできれば効率のよいすばらしい皆さんにぴったりの練習方法を見つけてください。(練習方法については別のページにて解説していきます。)これさえしっかりと理解できていればもう英語マスターへの道はほぼ完成したといっても過言ではありません。自身を持ってこの道を歩き始めてください。